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2017年7月31日 (月)

犬養道子さんを送る

7月24日の早朝、
犬養道子さん(作家・評論家)が帰天されました。
96歳、眠るような最期だったと伺います。

あす8月1日(火)午後1時30分から、
葬儀ミサ・告別式が
カトリック麹町聖イグナチオ教会・主聖堂
(東京都千代田区麹町6-5-1、四谷駅徒歩2分)
で行われます。

お別れをなさりたい読者の皆さまは、
どうぞお出かけ下さい。

犬養さんは、1948年の渡米後、
フランスで聖書学や哲学を学び、
70年代末から世界の難民・飢餓問題に
取り組み執筆。
『人間の大地』などの印税を元に
「犬養基金」を設立、
難民の青少年の教育に最後まで力を尽くされました。

本誌とのご縁は、
お祖父様の犬養毅元首相
(昭和7年に5・15事件で暗殺)の代から3代に渡り、
祖父から幼い道子さんへの愉快な手紙、
一家団欒の様子、お母様の洋風献立など、
楽しい記事が並びます。

(誌面の写真は、
昭和57年4月号 対談 渡辺和子さんと
昭和9年11月号 午後の時
昭和7年9月号 祖父より孫への手紙)
  
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2003年、20年がかりの『聖書を旅する』
全10巻を完結後、04年より本誌に
「こころの座標軸」を連載。深く鋭い眼差し、
温かいユーモアを以て綴られる人間の本質、
平和への真摯な姿勢が、
強く読者の共感を呼びました。
そして、06年に単行本として刊行以来、
多くの方々に愛され、版を重ねてきました。

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表紙のデザインは、
名アートデザイナーとして知られる江島任氏(故人)
の手になるもの。
天空に散らばる小さな星々は、実は手描きです。
「一つひとつの星が、これまで出会ってきた人たちのよう…。
目の前で命を落とした難民の赤ん坊まで、
そんな一人ひとりとの出会いに照らされて、
私の座標軸は定まりました」
と、表紙を手にして微笑まれたことが、
昨日のように思いだされます。

その後も、「婦人之友に書くのは私の楽しみ」と、
読者を友として2015年まで
随時連載を続けてくださったご友情に深く感謝し、
今はすべての重荷を下ろし
神様のみもとで安らかな時をと、
心よりお祈り申し上げます。

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■ 『こころの座標軸』は こちら
http://www.fujinnotomo.co.jp/book/essay/b2795/

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