実は知らなかった!? オンライン授業 9月号 座談会
8月もそろそろ終盤に。
学校の夏休みも、順次終わり、
2学期が始まっています。
新しい学期が始まっても、
教育現場にはコロナの影響が……、
そんな中、9月号(発売中)では、
自粛中特に注目された
「オンライン授業」をテーマに
座談会を行いました。
出席者は、
豊福晋平さん
(国際大学GLOCOM准教授・主幹研究員)
山田眞理子さん
(九州大谷短期大学名誉教授)
蓑手章吾さん
(東京都小金井市立前原小学校教諭)
福田よう子さん
(看護師・3人の小中学生のお母さん)
「オンライン授業」と聞くと、
パッと思い浮かべるのは
動画の配信や遠隔授業。
学校の授業をそのままウェブ上で
行うようなイメージが先行しますが、
本来は、一方的な情報の送信ではなく、
コミュニケーションをとりながら
自発的な学びを深めていくことを
可能にするツールとして
多様な可能性を持っている、と
GIGAスクール構想の
プロジェクトに関わる豊福さん。
実際に、ICT研究推進校の前原小学校で
3年前から積極的にオンライン学習を
取り入れてきた蓑手先生の実践では、
休校中子どもたちが毎日、
自分の興味を持ったことや挑戦したことを
深掘りして、オンラインのクラスで発表。
わいわい共有し合い
生き生きとした時間が生まれました。
一方で、子どもたちのネット環境の差や
リテラシーの教育状況など、
解決すべき問題も。
「ファクトチェックの教育などは
同時並行しなければと思う」と
山田さんは指摘します。
「学んで人は成長するし、
成長することは楽しい。
デジタル端末を使い、
さまざまな人や情報、
事柄とつながることは、
その楽しさを見出す
一つのきっかけにすぎないと感じています。
学校がもっと楽しくならないと」
と蓑手先生。
大人も実はよく知らなかった、
「オンライン授業」の可能性、
そしてこれからの教育のあり方について
皆さんも考えてみませんか。
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婦人之友2020年9月号は こちら↓
https://www.fujinnotomo.co.jp/magazine/fujinnotomo/f202009